170万円。
これが私がホストに使ったお金の総額です。普通の会社員の、6ヶ月間の出来事でした。
「バカじゃないの?」と思うかもしれません。私もそう思います。でも当時の私には、それが止められなかった。
この記事では、出会いからどうやってお金がエスカレートしていったのか、どうやって最終的に抜け出したのか、恥ずかしいけれど全部正直に書きます。これを読んでいるあなたが、同じ沼にハマりそうになっているなら、少しだけ立ち止まって読んでほしい。
出会いはマッチングアプリ。ホストだとわかっていた

マッチングアプリを開いたとき、彼のプロフィールに「ホスト」と書いてありました。真面目に生きてきた私には、ホストと交わる接点なんてゼロ。「絶対ないな」と思いながらも、面白半分でマッチングしました。
待ち合わせ場所は心斎橋のカフェ。現れた彼の第一印象は、「年下なのに、すごく落ち着いている」。圧がなくて、話していて心地よかった。ホストっぽくない、と思ったのを覚えています。
帰り際に彼が言いました。「また会ってくれる?」
その一言が、すべての始まりでした。
「店には来なくていい」が最初の罠だった

2回目以降はふつうに遊んでいました。彼の家に行ったり、ご飯を食べたり。彼はいつもこう言っていました。
「俺、店の外で結婚につながる彼女が欲しいんだよね。あやかたんは店に来なくていいから」
今思えばこれが最初の罠でした。「店に来なくていい」と言われると、安心してしまう。「この人は本気なんだ」と思ってしまう。普通の恋愛をしているつもりで、気づかないうちに絡め取られていきました。
「同伴」という言葉で初めて店に行った日
ある日、彼からLINEが来ました。「やばい!遅刻しそう!今日だけでいいから店に来てくれない?同伴って形にすれば遅刻の罰金がなくなるから」
断ればよかった。でもそのとき私には断れなかった。それが初めてホストクラブに足を踏み入れた日。
店に入ると、目が眩むような煌びやかな空間が広がっていました。漫画で見た世界が目の前にある。「いらっしゃいませ〜!ホストははじめてですか、姫?」姫。その言葉で、なにかが変わった気がしました。
やがて彼が来て、名刺を渡してきました。メニューを渡され、私は一番安い缶チューハイを頼みました。2本で3,000円。びっくりしながらも、3時間があっという間に過ぎていきました。お会計は4万円。
店を出て、後悔が押し寄せてきました。やってしまった。絶対店には来ないって決めてたのに。
でもその後悔は、次に会ったときの彼の笑顔で消えてしまいました。
2回目8万、3回目10万。お金が麻痺していった
「すこしでいいから、会いたい」その言葉を信じて、また店に行きました。2回目は8万円。3回目は10万円。昼の仕事をしている私にとって、4万円だって大金です。でも彼に会えるなら、と気づいたら財布を開いていた。
そしてある日、彼がシャンパンをねだってきました。私が一番安いシャンパンのページを見ていると、彼がひと言。「そんな安いの入れても美味しくないから」気づいたら15万円のシャンパンをオーダーしていました。
店の中には1日に1,000万円使う「姫」と呼ばれる常連客もいました。彼女たちと自分を比べて、謎の罪悪感を感じていた。私は全然使えていない。完全に感覚が麻痺していました。
最終的に1日の最高金額は60万円超え。月給の3ヶ月分を1日で使った日もありました。
お盆の夜。台風の宗右衛門町で、笑いながら大泣きした
「最後でいいから店に来て。明日からは店の外で会おう」何度聞いたかわからないその言葉を、その日もまた信じてしまいました。お盆の長期休みのことです。
営業が終わる夜1時を、道頓堀のひっかけ橋のそばにある24時間営業のマクドナルドで待ちました。夜の宗右衛門町。金と欲と偽物の愛情で溢れた街。キャッチをする新人ホスト。夜の世界に慣れていなさそうな私を鴨にしようとするスカウト。そんな人たちをかき分けながら、私はマクドナルドの席に座っていた。
1時過ぎ。やっと彼が現れたとき、胸の底からほっとする感覚がありました。これが依存です。今ならわかる。
アフターで彼の知り合いのバーへ。お酒を飲みながら、私は勇気を出して言いました。「今日で最後にする」「無理」「別れなくない」心が揺さぶられる。でも今度こそ本当に最後と決めていた。
しぶしぶ納得した彼が、カラオケのマイクを握りました。清水翔太の「そばに」。「あやかたんが俺といた時間を楽しかったなと思ってくれるように、今から歌う」その言葉と歌声を聞きながら、私の目から涙がこぼれました。
店を出て、宗右衛門町からミナミの街を抜け、長堀橋の彼の家まで歩く道。だんだん静かになっていく都会の夜を、彼と歩くのが好きだった。その日は台風が来ていて、暴風が吹き荒れていました。「やばい〜!飛んでく!」彼と笑いながら歩いた。
笑いながら、大泣きしていました。台風の暴風の中、彼の隣で声を殺して泣きながら歩いていた。傍から見たら絶対おかしかったと思う。
最後の別れ。親友がブロックボタンを押してくれた
お盆が終わっても、私はブロックできませんでした。スマホを開けば彼のアイコンがある。ブロックしようとすると手が止まる。
そんな私を見かねた親友が言いました。「いくらでもほかにいい男はいる。あやかに不幸になってほしくない」
そして親友が私のスマホを持ち、ブロック・削除のボタンを押してくれました。それで、やっと縁が切れました。
それからもしばらく、ミナミや宗右衛門町に近づくたびに胸が苦しくなりました。彼と歩いた夜道の記憶が、否応なく蘇ってきた。
ここまでこじらせた私でも、結婚できました
170万円をホストに使って、探偵まで雇った私が言います。
あなたのこじらせ、私に比べたら全然ましです。笑
それでも私は32歳で結婚相談所に入って、6ヶ月で婚約できました。外資系高級ホテルの最上階で、60万円の指輪と薔薇の花束をもらいながら。
マッチングアプリで消耗している人、合コンで疲れた人、変な男にハマっている人。「真剣に結婚を考えている人しかいない場所」に行くだけで、世界が変わります。
私が使った結婚相談所については、こちらの記事で全部書いています。→【結婚相談所レビュー記事・後でリンク追加】
あなたにも、ちゃんと幸せになってほしい。
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